症状 |
状態 |
治療法 |
噛みしめた時、鋭い痛みを感じる |
虫歯、ひび割れた歯、詰め物の脱離は、噛んだ時の鋭い痛みを引き起こすことがあります。神経がある歯髄が細菌感染している可能性もあります。 |
痛みの原因を確定するために、歯科医師があなたの不快症状を引き起こしている歯を診査する必要があります。もし歯の中の歯髄が感染を引き起こしている場合は、根管治療(感染した組織の除去、さらなる感染防止のための閉鎖)が必要でしょう。 |
口の中に、治まることが無い激しい痛み、圧迫感と腫れがある。 |
歯や歯肉、骨が感染し、膿瘍(膿袋)ができている可能性があります。 |
診査と感染治療のために歯科医院またはエンド(歯内治療)専門医に行くまでの間、市販の痛み止めを服用してください。 |
上の歯と顎に痛みがあるが、鋭くも無く、激しくも無い。 |
副鼻腔(上顎洞)の感染、副鼻腔炎性頭痛の可能性があります。副鼻腔の痛みは上顎に移動することがあります。副鼻腔と上顎は隣接しているからです。また、歯軋り(ブラキシズム)により上顎に鈍い痛みがおこる場合もあります。
顎関節(TMJ)の圧迫が原因です。 |
かかりつけ医師(耳鼻科)が、感じている痛みが副鼻腔の感染によるものかどうかを確定できます。そして必要であれば、薬を処方できます。痛みの軽減に、市販の痛み止めと副鼻腔炎の薬がしばしば非常に有効です。
もしブラキシズムが原因でしたら、かかりつけ歯科医師をお訪ねください。 |
治まらない痛みが頭、首または耳にある。 |
歯髄組織の損傷、感染は、頭のあらゆる場所に痛みを引き起こします。しかし他の医科的、歯科的痛みの原因があるかもしれません。顎関節(TMJ)の問題でこの様な痛み方をする事もあります。
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かかりつけ歯科医師をお訪ねください。問題が歯に関するものなのか、内科医が適切に治療するべきものなのかを教えてくれます。かかりつけ歯科医師は顎関節(TMJ)に生じているいかなる機能障害も診断してくれます。そして治療法を確定してくれます。 |
歯科治療を受けた後、歯が冷たいもの熱いものに過敏になった。 |
歯科治療後の一時的な歯の過敏症は、正常な反応です。歯科治療はしばしば歯髄の中の神経にダメージを与えます。 |
痛みは4〜6週間で治まるはずです。それでも治まらない、悪化する場合は、かかりつけ歯科医師に連絡してください。 |
熱いものや冷たいものにふれると急に歯に不快感が生じるが、消え去る。 |
短時間しか続かない僅かな知覚過敏は、詰め物の脱離、歯肉の一部が歯から少し剥がれている、または歯根面の一部が露出しています。通常、歯根面の露出は知覚過敏になります。 |
知覚過敏用の歯磨き粉を試して1〜2週間様子をみてください。やわらかい歯ブラシを使い、小さな円を描き、磨き上げ磨き下げするように歯を磨き、歯肉を傷つけないようにしてください。そのようにしてもまだ知覚過敏が続くようならばかかりつけ歯科医師に予約を取ってください。 |
熱いものや冷たいものを食べると一から数本の歯が長時間にわたり痛む。 |
深い虫歯または破折により、歯が損傷を受けているでしょう。 |
至急かかりつけ歯科医院をお訪ねください。歯を保存するためにクラウン(冠)または根管治療が必要でしょう。 |