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 大人の歯の矯正治療
歯はいくつになっても矯正することが出来ます。事実、今日のアメリカでの矯正患者の4人に1人は大人です。

1980年代まで、それぞれの歯に金属製のバンドが巻かれ、その下に矯正用のワイヤーが取り付けられていました。これでは金属だらけの口になってしまいます。

幸いなことに、今日、それらのバンドは取り除かれ、ブラケット(矯正治療時に使われる小さな四角い金属あるいはプラスチックの矯正器具)を直接歯の表面につけられるようになりました。装着感も向上しサイズもあずき大で目立たなくなりました。半透明なブラケットもありますが、それはとても高価で、清潔に保つのが困難です。

留め具はこれまで通りステンレス製のワイヤーを使います。ワイヤーの太さによって強度を調整します。ワイヤーを固定するゴムは色々な色から選べるようになりました。特別なゴムバンドを使って矯正期間を短縮することも出来ます。このように、いろいろな種類の矯正器具がそれぞれの場合で使用されます。

骨の中に植わっている歯が移動できる範囲には目を見張るものがあります。留め具及びワイヤーの張力によって歯の両側に特殊な細胞を形成します。これによって一方の骨組織はなくなり、反対側には新しい骨組織が作られます。 この仕組みにより歯が移動するのです。

矯正装置を装着すると、歯を清潔に保つことがとても困難になるので、これまで以上に専門家による定期的なクリーニングが重要になります。もし、プラークが正しく取り除かれていないと白い斑点が永久的に残ることになります。

治療後は、きれいに並んだ歯を維持するためにリテイナーとよばれる保定装置が使われます。取り外しできるものとセメントで合着するものがあります。矯正治療はあなたの口腔内の健康と笑顔を改善するために、何歳からでも行う事ができます。
大人の歯の矯正治療のメリット・デメリット