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 口腔内の潰瘍

口内炎(ウィルスが原因ではありません)
口内炎は小さくて丸く、白または灰色で赤く縁取られています。それらは口腔内に発生しヘルペス(疱疹)と混同するべきではありません。これらの正確な原因はまだはっきりしていませんが頬や唇の内側を誤って噛むこと、噛んだり食事の変化によりしばしば生じます。ヘルペスには伝染性がありますが口内炎にはありません。口内炎は1〜2週間で治ります。

治療法:
薬を用いて痛みの感覚をなくし、口内炎の上に薄い保護膜を作ります。熱いもの、辛いもの、酸っぱい食べ物は避けてください。

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■口内炎を最小限に抑える
■あなたの歯磨き粉は口内炎を招くか

舌や頬の内側の白い炎症
口腔内に白い炎症ができるのにはさまざまな理由があります。最も一般的なものは自己免疫性の病気で扁平苔癬(ヘンペイタイセン)と呼ばれます。

治療法:
必ず歯科医の診断を受けてください。

歯槽膿漏(辺緑性歯周炎)
感染により、歯肉の表面が赤くふくれて発生します。これは歯槽膿漏と呼ばれます。多くの場合、その感染は顎の骨がどんどん減少していきます。治療を先延ばしにしていると、この病気は悪化するばかりです。

治療法:
すぐに歯科医の診断を受けてください。この感染を抑えなければなりません。感染した歯髄は根管内清掃を行い、弱くなった歯はクラウンで修復する必要があります。

口腔内の他の炎症

炎症は噛み合わせ、義歯の緩みが原因で起こることもあります。

治療法:
もしその炎症部が出血していたら、殺菌したガーゼ又はきれいな布で止血し、歯科医院で見てもらってください。腫れが小さい出血がない物なら病院で軟膏をもらって、塗ってください。


特別な注意事項

しつこい口の内部の炎症は深刻な状態であるという兆候です。どのような炎症でも2週間以内に治らなかったら医師に見てもらうことを勧めます。