−朝日新聞 2001年(平成13年)5月10日 木曜日 
拝見 企業ミュージアムより引用

つまようじ資料室(広栄社)

つまようじの素材は木片、とは決まっていない。葦の穂、マグロの尾びれ、水鳥の羽、野うさぎの骨・・・。青銅、象牙、金、銀製まである。翡翠と真珠の飾りを施してた中国・清の時代の金製のようじとケース、18世紀フランス製の象牙製の歯ブラシ、ようじ、耳かき、舌掃除セットといった精巧な珍品にはどんな思いが込められたのか。

歯間清掃用具メーカー広栄社の3代目社長、稲葉修さんが世界を旅し、50カ国余りの過去現在のようじを集めて、工場内に開設した。 「楊枝から世界が見える 楊枝文化と産業史」(冬青社)の著者でもある稲葉さんは、「ようじは歯を守る大切な用具」と、三角楊枝の効用を説いている。

 場所 大阪府河内長野市上原町885。閲覧無料。
 開設は土曜日。午前中9時〜午後4時。

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