ホワイトニング剤の主成分の過酸化水素や過酸化尿素は、一定温度になると酸素と水に分解されます。この酸素が歯のエナメル質の色素と結びつき、色素を無色透明に分解します。エナメル質下層の象牙質は、黄色みがかっていますが、ホワイトニング剤から発生した酸素には、エナメル質表層の構造を球状に変化させる働きがあるので、エナメル質下層の象牙質が黄色みがかっていても、その表面に光が乱反射し曇りガラスのような効果となって歯が白く見えるのです。 ホワイトニングは痛くないの? 歯科医院でおこなう場合、最新の機材でおこなうのでほとんど痛みはありません。お家でおこなう場合、まれに知覚過敏(歯がしみる症状)が起きる事がありますが、知覚過敏用のフッ素ジェル等もあるので安心です。 効果はどれくらい持続するの?歯の白さを保つには、歯磨きをきちんとして再着色の原因であるタバコ・コーヒー・ワイン類を控え定期的に(6ヶ月に1回)メンテナンスをされるといいでしょう。 ホワイトニングができない人 無カタラーゼ症(体質的に過酸化物を分解する酵素がない方)・エナメル質形成不全・象牙質形成不全・妊産婦・エナメル質に亀裂が入っている もしくは虫歯や歯周病・セラミックや金属、プラスチック等の人工歯など |