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歯磨き粉の成分

多くの歯磨き粉のラベルを見ると、成分の名前を理解するには最先端の生化学の知識が必要だと思われます。プロピレングリコール、重炭酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、無水二リン酸カルシウム等。あなたはこれらの成分を、口の中に入れたいと思いますか?
恐いですよね。ここではこれらがどのような成分か、どんなタイプの歯磨き粉の中に含まれているのかを説明していきます。

過酸化水素
この物質成分は、実際に歯を白くすることが実証されている数少ない成分の一つです。本質的には、ブリーチングに使用されます。日本では店頭販売されていない為、歯科医が処方してくれるブリーチングキットの中に入っています。 尚,アメリカ歯科医師会(ADA)は歯科医師の薦めや、指示のもとでのみブリーチングを行うべきだと忠告しています。
重炭酸ナトリウム
歯についたコーヒーや食物のシミ、汚れを取り除くのに役立つと言われていますが、この成分の歯磨き粉での効用については、重炭酸ナトリウムは摩擦性があり、歯を研磨してプラークを取り除きます。そして歯を清潔で滑らかな感覚にします。他の研磨性のある歯磨き粉に入っている成分としては、二リン酸カルシウム、陶土、ベントナイト、シリカ、炭酸カルシウム等が挙げられます。
ピロリン酸ナトリウム
この成分は、歯垢のコントロール用歯磨き粉の中に通常入っており、たいへん効力があります。この成分を用い、きちんと歯磨きしていれば、歯垢(プラーク)の形成は妨げられます。しかし、プラークが一度硬化して歯石に変わってしまうと、自分で取り除くことはできなくなります。これは、歯科医院でのスケーリング(歯石除去)という方法でしか取り除くことができないのです。
プロピレングリコール
この成分は、歯磨き粉のしっとり感を保ち、固まるのを防ぎ、また分離して成分が液化するのを防ぐ成分として広く使われている湿潤剤です。その他の歯磨き粉に入っている一般的な湿潤剤としては、ソルビトール、グリセロールがあります。
ナトリウムサッカリン
この成分は最も安値な甘味剤です。そのためあなたが多くの歯磨き粉で最も目にしやすい成分なのです。ナトリウムサッカリンはテーブルシュガーの600倍の甘味があります。そのためちょっとの量で歯磨き粉を甘くすることができるのです。他の一般的な歯磨き粉に入っている甘味剤は、アスパルテームです。
 

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