カルシウム、健康な口腔内、健康な体
歯科医師は、カルシウムの必要性をかなり昔から注目していました。特に女性には健康に生活していく上でカルシウムは無くてはならないものです。
"カルシウムは健康な歯を維持するために無くてはならないものであり、人が体内にいる時から蓄積される必要がある。"
と言われています。これが、妊婦が人一倍カルシウムを取らなければならない最大の理由なのです。
カルシウムは幼児期におこなわれる歯の形成を助け、歯の土台を作ります。
カルシウムは人間の体の中で一番多いミネラル分で、歯と密接な関係を持っています。
どのようにして適度なカルシウムを取る事が出来るのでしょうか。
アメリカでは75%の女性はカルシウム不足であるとの報告があります。そしてその約50%の人が適量の半分も摂取されていないという現状です。人間はカルシウムの摂取が上手に行えていなくても目に見えてカルシウムが足りないとは分からないものです。しかし、年が経つにつれ、カルシウム不足は、歯肉や他の骨組織に影響を与えます。
アメリカの厚生省は次のような発表をしています
年齢
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一日のカルシウム摂取量(mg)
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0歳 |
400-600 |
1歳〜5歳 |
800 |
6歳〜10歳 |
800-1200 |
11歳〜24歳 |
1200-1500 |
25歳〜65歳 |
1000 |
65歳以上 |
1500 |
25歳〜50歳女性 |
1000 |
妊婦 |
1200-1500 |
65歳女性(エストロゲン投与有り) |
1000 |
65歳女性(エストロゲン投与無し) |
1500 |
65歳以上の女性 |
1500 |
一日のカルシウムの摂取量は最高で2000mgまでは安全に消化できます
食品に含まれるカルシウム
食物からのカルシウムの摂取は、特に牛乳、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなどから多く取られます。又他の食物では、緑の野菜、葉つきの野菜、小魚、骨付きサーモン、シリアルやカルシウム入りのオレンジジュースなどからも摂取できます。
一日に必要な摂取量に満たない人は、カルシウムを簡易食品から摂取して一日の必須摂取量に見合うようにしなければなりません。
簡易食品からのカルシウム
簡易食品からのカルシウムの摂取は、簡単で安価な方法といえるでしょう。しかし数多くあるカルシウム関連食品の中から選ぶのはとても難しいことです。 炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウムの3つは代表的なカルシウム群です。
カルシウムの色々な摂取法
- カルシウムを摂取する時には、どのようなカルシウムがどのくらい入っているか確かめてください。ラベルに表示されているカルシウムの量は1000mgでも、実際に有効なカルシウムは半分かそれ以下という場合がよくあります。
- カルシウムを摂取する時には指定された量だけを摂取して下さい。
- 国際規約のラベルが貼ってあるカルシウムを購入して下さい。
- その他にカルシウムが入っている食品は、骨付きのお肉やカキ(貝)などです。
カルシウムの効果を、吸収率を高める事によって高める
ビタミンDが牛乳に混ざると、カルシウムの吸収が助けられます。マグネシウムも同様の働きをします。又、マグネシウムは体に有効な成分のうちの一つで、カルシウム2に対しマグネシウム1の割合で摂取すると良いでしょう。
カルシウムは毎日きちんと取りましょう。しかし取りすぎは便秘などお腹の調子が悪くなりますので、一日500mg程度にしましょう。
カルシウムの摂取は毎日の食事からもできます。夜間、カルシウムの摂取比率が高い間に食事をとる、水を飲む量を多くする、カルシウムの錠剤を飲むなどが効果的です。又、指定された量の錠剤を少し減らす事も効果的です。これによって体内の吸収率が向上します
特記、常にアドバイザー(ドクター)と相談して、自分が本当にカルシウムの錠剤が必要か相談して下さい。過去に胆石の病気をした人や、副甲状腺の病気をした人はカルシウムの過剰摂取はお勧めできません。
歯や骨だけに役立つのではありません
カルシウムは体のすべての細胞にとって重要で、すべての体の動きに関係しています。神経の働き、心臓の鼓動、筋肉の動きなどはすべてカルシウムと深い関係があります。少しのカルシウムの変動によって自分の体の調子が変わる事がよくあります。
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