「ドリル」の恐怖を克服するには?
ハンドピースの音(ドリル、と言ったらピンと来るかと思いますが)を聞いて、怖くて嫌なイメージを抱いた方はいませんか? 虫歯と言ったら連想するものが、あの嫌な音がするドリルで、普通の検査でさえも受けに行きたくない、と思ったことはありませんか?このような反応をする患者は結構おられるようです。
虫歯治療などで用いるハンドピースの「ウィーン!」という嫌な音は患者の恐怖心を誘い、ストレスへとつながります。 特にあのドリルの嫌な音を耳元で鳴らされると、更に不快な気分にさせられるでしょう。
近年発達する医療や歯科器具のおかげで治療がより快適に受けられるようになりました。 ハンドピースを要する治療を行う前に歯科医と患者さんとの間で確認してもらいたい項目を挙げて見ました。
- 歯科医は必ずあなたにどのような治療を行うのか、治療過程を十分に説明しておかなければなりません。
- ハンドピースを患者さんに見せて、どのように機能し、どのような音が出るのかを伝えておかなければなりません。
- 患者さんは歯科医にしっかりと気持ちを伝えておくべきです。 例えば、虫歯除去ならば他にどのような治療法があるのか先生に尋ね、その中から選択してもよいのです。
- 歯科医院にヘッドフォンなど、オーディオ機器があるかどうか尋ねてみてください。 治療中に退屈すること無く好きな音楽が聞くことができるし、ハンドピースの音に恐怖心を感じると言う方には、音楽がその気持ちを和らげてくれるからです。 又、診察室にヘッドフォンなどが無い場合には、自分の持っているウォークマンを持参し、治療中に聞いていていいのか尋ねてみてはどうでしょう?
- 歯科医と何らかの合図でコミュニケーションを取れるように話し合ってみてはどうでしょう? 例えば、治療中に痛みを感じたら手を上げるようにすると、先生もその合図で治療を中断し患者さんと話し合うことができるし、またその他にも麻酔の効き目などについても話し合い、患者さんも先生も嫌な思いをすること無く治療を進行していけるわけです。
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