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"; print ; print "

";} ?>  ケータイ電話が普及して、とうとう7千万台を超えたという。自分のは旧式だが、最新の機種はカメラ付でますます高性能化している。  カメラ付携帯電話の開発者は、両親を箱根に連れて行った際に、ケーブルカーのなかで景色の美しさを伝えるべく、懸命にメールを打っている人がいて、それなら写真をとって送るほうがきっと喜ばれるだろうとヒントを得て、開発に踏み切ったという。  ポケットコンピューターとしての携帯電話は、ますます高機能を発揮していくだろう。  歯科では、口腔写真(主として前歯部)を送付することで、診断やコンサルテーションを行うサービスが大阪で現れた。1日30〜40件の相談があるそうだ。  カメラはますます高性能化していくだろうから、将来は予約の段階で口腔写真を添付することが珍しくなくなるのではないか。  歯科医院を患者を結ぶコミュニケーション・ツールの他に、歯科医院を技工所間でも形態、色調、バランス等を技工伝票と共に写真を電送して効果をあげることが可能になろう。  ケータイを使った365日24時間可能の患者予約システム、ぱぱぱネットを導入してから1ヶ月が経過した。その間入ってきた予約電話は合計8件。自分の診療圏外から、いわば予想外に入ってきた新患だから、まずまずの効果というべきだろう。  開発元のインテリジェント・レーベル(株)は、福岡市のベンチャー企業(092-833-6633)だが、福岡に出張した折訪問をした。  社長の崎田昌樹氏は32歳、常務の古賀直記氏は33歳の若さである。若い頭脳が、こうしたアイデアに結びつき、ビジネスを起こすいい例だ。  私の注文、ぱぱぱネットの存在を世の中に広く知らしめることについては、病院、医院、美容院、エステ業者と同時進行を展開する予定で、目的を果たせるとの説明だった。  ケータイ電話の予約であっても、自院のホームページと連動するとより効果が上がることが判明した。  歯科用ホームページの運用会社はハーネット、フルハウス、シェアテックなど数多いが、日本経済新聞7月8日号は、ハーネットを紹介している。  ハーネット(www.j-dol.com/)は土日診療・託児施設・女性歯科医などの希望条件を提示することで、3600の会員登録歯科医院から希望に近い診療機関を探し出す仕組み。セカンドオピニオンの提供も行っている。掲示板での質問も受け付けていて、こちらの需要も多いようだ。  またハーネットでは、最近ネット上の予約をFAXに転換し医院へ電送するサービスを始めた。こちらからも予約が入るようになった。  こうしたシステムを導入するか否かだが、社会のほうがすでにシステムを必要としていることは確かだ。  ただしホームページにいささか工夫がいるようだ。一般的に歯科医のホームページはパターン化していて、金太郎飴みたいだ。患者の立場に立った情報の公開を主軸に、自医院の雑誌を作るつもりで編集してみるとよい。 2003.7.15 日本歯科新聞掲載より    
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