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"; print ; print "

";} ?> 日医総研は2015年医療のグランドデザインを発表したが、それによれば公的医療保険給付分野と自立投資分野の区分けを行い、タテ軸に医療度とアメニティ、ヨコ軸に選択性と普遍性を取り上げ、それぞれの医務行為の指針を示している。現在の医療保険給付の範囲に加えて、予防効果の期待できる医療については、給付対象とし、生活改善医療や生活補助医療(人工授精、DNA治療など)は、自立医療の対象になっている。 東京大学薬学部のなかに、医薬経済学教室がある。ここではいろいろなリサーチに加えて、教育プログラムを立案しているが、イギリスの医師で疫学者でもあるコクランの提唱したプロジェクトについて紹介し、コクランの言う「すべでの有効な医療は無料であるべき」を効果と効率という視点から、提唱している。コクランの理論については「効果と効率」という森売氏の訳本(サイエンティスト社−1999)が出ている。健康食品(栄養補助食品)の市場が元気がいい。売上げは、年間7000億円を超え、1兆円も間近だという。 平成13年4月厚生労働省は「保健機能食品制度」を創設したが、それを受けて参入企業が相次いでいる。この盛況の原因には、健康志向で栄養補助食品の利用が高まっていることに加えて、健保法の改正で3割負担に引き上げられる医療費の自衛策として、多くの人が関心を示していることにもあるという。 栄養補助食品の利用目的は1.疲労回復、2.栄養補給、3.健康増進、4.病気の予防、5.老化防止などが上位だが、美容、ダイエット、持病対策、専門家の勧めなどが続く。病気ではないが、何となく体調がよくない、健康に不安があるという、いわば未病の状態の人が増えているのも、追い風だ。現代人の「栄養過多」でありながら「栄養失調」の状態を補うために、微量栄養素、ビタミン、ミネラルを摂取し代謝を正常に戻すべく栄養補助食品を摂取するという図式が見えてくる。肥満、糖尿病、高血圧症、高脂皿症は、食生活を中心とした生活改善で、ある程度予防ができるのだ。 歯科医院でも、こうした動きへの対応が始まっている。栄養食品「サブリメント」の摂取により、自分の健康管理を自分自身の手で行うべく、アドバイスをすることは、患者への価値あるサービスのひとつである。吸収率をよくするためにイオン化(ナノ化)したサブリメントが歯科医院向きに発売されている。カルシウム、マグネシウム、鉄分イオン、亜鉛、マルチビタミン、ルテインの6種類がそれだが、1箱1000円〜2000円で患者が購入しやすい設定になっている。   問い合せ先 (株)メディカルドットコム 06-6120-3806 サブリメント係URL:www.j-dol.com/                                                               2002.8.27 日本歯科新聞より    
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