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歯の色はどうして変わるのでしょうか?

皆さんの肌の色が生まれつき各々違うよに、歯の色も個人差があります。
ただ、以前は白かった歯が黄ばんだり、黒ずんできたり、また、不自然なほど歯が変色したりという場合があります。
これには歯の表面に汚れや色素がついただけの「着色」の場合と、なんらかの原因で歯そのものが「変色」する場合の二通りがあります。


「着色」の原因は…

着色の主な原因はタバコのヤニがしみつく場合がよく知られていますが、お茶の茶しぶやコーヒー、紅茶を飲んだり、着色料を含む食品を飲食することでもおこります。
お茶やコーヒーは湯のみやコーヒーカップをしばらく使っていると黒ずんでくることからも解ると思います。さらに歯垢が付いて黄ばんで見えることもあります。
これらの付着を予防するためには、日常のブラッシングが一番です。また、着色が気になる場合、医院へご相談いただければクリーニングを行います。クリーニングによっても十分に元の色を取り戻せます。

「変色」の原因は…

変色の原因で多いのは歯が成長する時期に、抗生物質のテトラサイクリンや喘息の薬を飲んだ場合です。昭和40年代に多く使われましたが、現在ではほとんど使われません。
また、事故などで歯を強く打って変色する場合もあります。これは、神経から押し出された血液が、象牙質の細い管に溜まり、だんだんと黒ずんできてしまうことでおこります。